PL-6はミズホ通信のピコトランシーバーMX-6Zの送信出力を5Wにアップする専用のアンプとして発売されました。13.8Vで使用し内部に9V出力回路が内蔵されているので、ピコトランシーバーへの電源供給ができました。PL-6にはミズホ通信らしくキットのPL-6Kと完成品のPL-6Bがありました。キットは完全バラキット故に説明書の熟読と半田付けのテクニックが成功のカギになります。手作り感あふれるキットとして評判になりました。
2004年にはピコシリーズの製造を中止に至り、2012年12月、ホームページを閉鎖すると共に創業者の高田氏(JA1AMH)の高齢化により廃業を発表しました。2016年2月、サイレントキー、享年81歳。
主な定格は次の通りです。
動作周波数:50MHz帯
電波型式:SSB、CW
出力電力:5W
入力:0.25W
入出力インピーダンス:50Ω
仕様半導体数:4TR、1IC、9Di
電源電圧:13.8V DC
消費電力:(MX-6Z使用):最大.2A
外形寸法:(W)110×(H)×(D)142mm
重量:520g
付加回路:送受LEDモニター、9VDC出力端子
(JA1FUY/NV1J)20021/03/08
1981年10月、ミズホ通信の創業者、高田継男(JA1AMH)氏(SK)が開発・販売した6m SSB/CW QRPトランシーバー「ピコシリーズ」の一つ、MX-6が発売されました。ピコ6はキットX-6Kと完成品X-6Bがありました。オプションパーツも豊富で、他チャンネル水晶、ニカド電池、ピコ6専用のハンドストライプ、イヤホン、外部アンテナ用M型変換アダプター、12Vを9Vに変換するDC-DCコンバーターキットM-2も用意されました。
乾電池006Pを内蔵して250mWの送信出力が得られる仕様です。6m リニアアンプPL-6 (出力5W)も同時に発売されました。6段式ロッドアンテナを装備して、引き出すと全長50センチのハンディタイプのトランシーバーになります。PTTと電源スイッチ付きボリュームを側面に配置してあります。マイクはスピーカー金具に接着してありますので、このままSSBモードでの運用ができます。モードスイッチをCWにして内蔵のプッシュキーでCWの運用ができます。外部キーは底部のEXT KEYジャックへ差して使えます。
受信部はシングルスーパー方式を採用して感度も良好です。受信周波数は1個のクリスタルで50kHzをカバーするVXO方式を採用し、Aバンド/Bバンドの2個搭載で切換ができるようになっています。キットの組み立ては同梱の取扱説明書の実体図が詳しいので、キットファンから絶大な支持を得ていました。以上、40年前の名機を紹介しました。
(JA1FUY/NV1J) 2021/03.01
単三、単四形のアルカリ乾電池は専らダイソーで調達しており、4本で100円+税は安くて使い勝手が良いので気に入っています。家庭内の各種リモコン、壁時計、血圧計などに使いますが、これまで液漏れを経験していません。もちろん、先に紹介したピコ10(MX-28S)やアンテナアナライザMFJ259Bに内蔵の単3形アルカリ乾電池もダイソーで買ったものを装着しています。1年以上装着したままで、電圧の低下に気づいて点検することもありますが、液漏れがありません。ずいぶんと品質が良くなったものと感じ入っています。
そのようなわけで乾電池を買いに行くたびに、スマートフォン関連のアクセサリーが並ぶコーナーへ立ち寄るたびに新しい商品に出会いワクワクするばかりです。最近、ネットニュースでダイソーにUSBメモリー16GBが500円の価格で出現したと報じられました。そして、Bluetoothのポータブルスピーカー(500円~600円)の在庫が豊富でいつでも買えるようになりました。
先日、500円のBluetoothイヤフォンを見つけました。スマートフォンのハンズフリーマイクとして、またポータブルオーディオプレーヤーに使えます。100円とまでいかないまでも500円の価格破壊に驚くばかりです。充電時間が1~2時間、連続使用時間は2~3時間と実用に耐えられる仕様です。音質は乾いた音で通話に問題ありませんが、SONYなど高級ブランドのBluetoothイヤフォンと比べるのは酷というものでしょう。予備としては十分機能しますのでお勧めです。
(JA1FUY/NV1J)2021/02/22