●Lenovo V14 Gen4 スタンダード(82YXCTO1WWJP5)
自分でカスタマイズできる安価な14型ノートパソコン
ー 追加SSDの接続ケーブルが無料 -
by Takashi Hioki. JF1GUQ / KA8J
手軽に持ち歩けるノートパソコンを探していた時に。LENOVOからセール情報が届きました。
Lenovo V14 Gen4 スタンダード(82YXCTO1WWJP5)
小計(税込): ¥103,400
割引額: -¥53,768
送料: 無 料
合計(税込): ¥49,632
魅力的な価格です。
主なスペックは
CPU Ryzen3 7330U (2.30 GHz 最大 4.30 GHz)
RAM 8 GB DDR4-3200MHz (オンボード)
SSD 256 GB M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4 TLC
ディスプレイ 14" FHD液晶 (1920 x 1080) IPS, 光沢なし
後述しますがRAMは16GB増設して24GBに、SSDも1TBを追加します。
上位モデル「Lenovo V14 Gen4 パフォーマンス」はCPUがRyzen 5 7430Uにグレードアップして価格は57,717円、その差は8,085円ですが、Officeでの文書作成やMP4の動画鑑賞を主とする用途では、過去の体験から安価なノートパソコンに採用されているN100 CPUクラスで十分実用できますので、これを比較対象にして性能を確認すると最も安価なモデルで十分対処できると思いましたので、Lenovo V14 Gen4 スタンダードを選択しました。
Web上の情報では搭載されているCPU Ryzen3 7330UはRyzen 5 4500Uよりは性能が低く、Intel Core i5 1135G7よりは高いという立ち位置のようです。3年前のハイエンドIdeaPad Slim 360(17)のRyzen 7 5700Uのスコア16699からかけ離れた数字でもありませんから及第点であると思います。
【PassMark】比較表(マルチスコア)
この「i5 1135G7より性能が高い」というのは重要なポイントで、中古ノートパソコンではこのCPUより性能が低いのに価格が高い物がたくさんありますから注意してみると良いでしょう。
Lenovo V14 Gen4 スタンダードに決める直前まで、N100 CPU・8GB RAMを搭載したHP 14-ep0014TUの購入を検討していました。その時点(10月初頭)ではHPのノートパソコンが39,800円でセール価格になっていましたから、N100 CPUの性能を把握していたという事情があります。N100 CPUは最大メモリーが16GBに制限されていますから、Windows11を快適に動作させる最低限のスペックであると思われます。その検討がありましたから、Lenovo V14 Gen4 スタンダードの52%オフの提示は心に刺さりました。
以前にもLenovo V14 Gen4のセールは目にしていましたが、その時販売されていたモデルではRAMが8GBで増設不可となっていました。今回入手したモデルは空きスロットがひとつ増設され、そこに8GB/16GB/32GBのメモリーモジュールを追加装備することができます。ここも、購入に至る大きなポイントでした。8GBはオンボード仕様ですので、同じ容量の8GBを追加すれば合計16GBとなり、デュアルチャンネルで動作するようですが、私はあえて16GBを選び、合計24GBとしました。そう言うのもAMDのCPUでは4GBほど最初から占有する特徴があると聞いていましたので、8+8でもデュアルチャンネルでは動作しないのではないかと思ったからです。
本サイトに投稿したLenovo IdeaPad Slim 360(17)のレポートでは、4+4のデュアルチャンネルの8GBから4+16の20GBに増設した時に18%動作が速くなりましたから今回も躊躇なく16GBモジュールを注文しました。
https://www.qtc-japan.org/lenovo-ideapad-slim-360-17
16GBモジュール、HDD Upgrade Kit、1TB SSD
無料のカスタマイズでアップグレードキットを入手
Lenovo V14 Gen4 パフォーマンスの発注時にカスタマイズでHDD Upgrade Kitを追加しておきました、費用は無料です。これが無いと2.5インチのSSDを追加搭載することができません。
分解は小型の特殊ドライバー(T5タイプを使用)
Lenovo V14 Gen4 スタンダードの底面から小型の特殊ドライバーで取り付けネジを外し、かみ合わせで取り付けられている底面パネルを取り外すと、表題のように内部が露見します。メモリーモジュールはシールドケースの中に装着するようになっていますから、慎重にシールドケースを開けます。
作業の前にバッテリーのケーブルは外します
HDD Upgrade Kitには2.5インチHDD/SSDの取り付けネジも同封されています。4本のネジで組み立てられている取り付け金具を一旦外し、そこに1TBのSSDを取り付け、コネクターの固定レバーを上げてケーブルを配線します。
SSDの取り付け部分とケーブルの増設箇所
別途購入したCrucial ノートPC用 メモリー PC4-25600(DDR4-3200) 16GB SODIMM CT16G4SFS832Aは5,080円、シリコンパワー SSD 1TB 3D NAND採用 SATA3 6Gb/s 2.5インチ 7mm PS4動作確認済 3年保証 A55シリーズ SP001TBSS3A55S25は8,780円。トータルメモリーは24GB、256GBのSSDとは別にデーター用に1TBの大容量SSDを搭載することができました。本体のSSDに手を付けなかったのは、Windows11 OSとOfficeソフト、RS-BA1リモートコントロールくらいしかそこにはインストールしませんから、256GBで十分と判断しました。これでWiFi接続できる場所なら、山中湖のリモートコントロールシャックを使って、HF帯を運用することも出来ます。
当初の目的の「手軽に持ち歩ける小型のノートパソコン」はこのようにして完成しました。
参考になれば幸いです。