メイドインスウェーデンのポンプキー(縦振電鍵)パターソンキーSR-39001を紹介しましょう。記憶が定かでないが1980年~1990年頃、編集スタッフから「スウェーデンの空港の土産物店でキーが買えるので知人に買ってきてもらう。」という計画に便乗して手に入れた通称スウェーデンキーです。アマチュア無線の電鍵が空港の土産物店に陳列してあるのは稀有な例だけに驚きました。 キーはMADE IN SWEDENの焼き印が押された木箱に収まり、まるで工芸品のような扱いに見えました。テンションは、キーの前面に単一の板材やトーションバー、スプリングにより、木製の丸いノブによって制御されます。接点はキーの背面にあり、従来の「オンオフ」キーイングまたは「メイク・アンド・ブレイク」(送信回路がキー設定されたときに受信回路が開かれる) 用に設定されています。
キーはダークハードウッドに取り付けられており、台座の下に真鍮板を張り付けたモデルもあるようです。またメーカーのロゴともにシリアル番号を面プレートに刻まれていると聞きますが、このモデルにはシリアル番号がありません。そして真鍮は金色に輝いていたが、経年変化でメッキが写真のように褪せてしまいました。重量800g、値段 $249.95.
2007年にいったん生産を終えて2008年1月に生産を再開したという情報もありますが、現在、入手可能かどうかは不明です。
(JA1FUY/NV1J) 20221/10/04
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