某日の午後、アマゾン(プライムビデオ)のドラマを観ているときに電話が掛かってきました。以前、QTC-Japan常連筆者JA0SC吉池さんの懐かしいお声に接して驚いた次第です。というのも「移動運用における呼出符号(コ-ルサイン) 」の記事をご寄稿後10数年以上も音信不通でしたから、お元気にしておられるか案じていたところです。
夏になると子や孫10人と長野県の斑尾高原に行くのを恒例にしていましたから、上信越道の小布施PAに立ち寄った時に吉池さんを訪ねてみたいたい衝動に駆られることがありました。「突然おじゃまするのも失礼に違いない・・・・。」と思いつつ実行に至らず時が過ぎて行きました。
「旧ウェブサイトの復活を喜んでいます。ありがとう。」 お声は弾んでおられました。旧ウェブサイトの「JA0SCアーカイブ」に吉池さんの記事が多数収録されていることもあり、このたびの復活を殊の外喜んでいただけたようです。もちろん氏の著作「アマチュア版私の履歴書」は新生QTC-Japanのアーカイブにも収録済みですが、多くの記事は閲覧できない状況にありました。「お元気ですか?」の問いかけに「90歳になりました。」とても張りのあるお声でした。
電話の後に余韻に浸りたくて吉池さんの動画「Video Stream XX9TSC 」を開いて当時のご活躍を鑑賞しました。上映9分50秒、自ら撮影・編集されたものです。見ごたえあります。URLはhttps://www.qtc-japan.net/2001/ ご覧になるにはID qtcjとパスワード @8873qtcj が必要です。
余談ですが、直木賞作家の佐藤愛子先生の「90歳何がめでたい」(小学館2016年初版)を読み始めたところなので、90歳というワードについ反応してしまいました。そして「九十八歳。戦いやまず日は暮れず」(小学館2021年8月初版)最後のエッセイ集を著して筆をおかれました。ちなみに作家で文化勲章、権大僧正の瀬戸内寂聴先生は99歳(1922年5月)の長命で知られています。
(JA1FUY/NV1J)2021/09/02
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