平成24年(2013)5月「電波適正利用推進員」として様々なイベントに電波適正利用に関する周知啓発等に参加しました。中でも小学生を対象とした「電波教室」はやりがいのあるもので、スライド写真を見せながら電波とは何か、電波利用の仕組みを説明した後に初歩的なAMラジオを組み立てる講習があり、多い時で25人×2日の参加があって、完成後に持ち帰る特典もあり人気を博しました。
組み立ては初めに半田ごての使い方やパーツの名称などを覚えてもらい、推進員は組み立てを見守り随時アドバイスを行います。特に半田ごてによるやけど防止に注意を払い(やけどには保険を掛かっていました。)、多くの場合、心配そうに組み立ての様子をのぞき込む親御さんの姿が見られました。 「電波教室」でNPO法人「ラジオ少年」のキットKT-16JRを使いましたが、ここに紹介するのはスピーカータイプでパネルを前面に立てた別のAMラジオキットKIT-16SP(990円)を「ラジオ少年」から個人的に手に入れたもので、送料500円が別途必要でした。出力30mWは十分な音量があり、電源は単三乾電池2本を使います。
KIT-16SPはKIT-16Jrと同じストレート式です。回路が単純なため部品点数が少なく小学生に扱いやすいよう事前にIC、TR、抵抗、コンデンサを除く電池ケース、ポリバリコンなどの部品を予め取り付けておきました。組み立てに掛ける時間が30分~1時間と短いこともあり、短時間で済ますためのやむを得ない処置としています。
なお、NPO法人「ラジオ少年」は2020年3月、一般向け通信販売を終了したと聞いています。そして、平成は29年(2017)4月「電波適正利用特別推進員」に委嘱されて、2020年、2021年はコロナ渦で活動のすべてが休止となり現在に至りました。
(JA1FUY/NV1J) 2021/09/13
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